投資対象としてのプラチナ

プラチナには、宝飾品や工業用品などの実需要の他に、投資や資産価値といった面に注目した『投資対象』としての側面もあります。

プラチナは「資産」としての価値があるため、プラチナへの現物投資(お金を払ってプラチナを実際に購入する投資方法)は、株やFX等と異なり、価値が下がる事はあってもゼロになる心配がほとんどありません。

「これだけ不景気な世の中だし、現金で持っているのが一番安全」と思っている方も多いですが、実は必ずしも「現金=安全」というわけではないのです。

「現金」が安全とは限らない

日本であれば『円』がそれに当たりますが、通貨の価値というものはその国の力そのものを表していると言っても過言ではありません。

もし日本で戦争や暴動が発生したとしたら、円の価値は暴落します。

武力だけではなく、経済的な混乱が発生しても同じように円の価値は下がります。サブプライムローン問題でアメリカドル、韓国経済の悪化でウォンが急落した事も記憶に新しいのではないでしょうか。

現金=安全ではありません!しかし、金やプラチナといった現物資産は、世界中どの国でもほとんど同じ価格で売却できますので、有事の際には貨幣や株よりも安全な有形の資産といえるのです。

当サイトで紹介する「プラチナ積立」も、この現物投資の中の一つの投資手段です。経済情勢が不安定な今だからこそ、プラチナ積立が人気を集めているのです。

プラチナの価格を決めるのは需給バランス

プラチナの価格は、市場で行われる取引の中で動くものですから、需要と供給のバランスによって決まります。

市場への供給量が減少すれば価格は上がりやすくなり、需要が減少すれば価格は下がりやすくなります。

既に説明したとおり、プラチナは装飾用・工業用に使われますから、不景気などでこれらの需要が減少すると価格が下がる傾向にあります。

景気の悪化で工業用の需要が減少し、プラチナの価格も下がってしまいましたが、今後の数年間で世界の景気が上向けばプラチナの価格も連れて上がりやすいと言えるでしょう。

現物資産としての価値がありますので価値がゼロになることはありませんが、投資商品である以上、価値が下がる可能性があることは忘れないようにしましょう。

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